2021年1月15日 – 台北・台湾 – 産業用高耐久性組み込みコンピュータ業界をリードするNeousys Technology社は本日、超小型ファンレス組込み型コンピュータである POC-40 を発表いたしました。Intel®の最新のAtomプロセッサ搭載でわずか52mm(W)x87mm(D)x 112mm(H)という2.5インチSSDに準ずるサイズを特徴としており、限られたスペースへの設置に理想的で、工場データ収集、堅牢型エッジコンピューティング、モバイルゲートウェイなどのアプリケーションを対象に設計されています。
POC-40はIntel®の10nmプロセス技術を採用した新世代のElkhart Lake Atom® x6211Eデュアルコアプロセッサを搭載、以前のGemini Lake Atom CPUと比較して1.8倍のシングルスレッドと1.5倍のマルチスレッド性能を提供します。パフォーマンス向上に加え、本体サイズは前の世代より小さくなっています。全体を理解するのに例を挙げると、POC-40はNeousys POC-200シリーズと比べて、ほぼわずか半分のサイズながら2倍の演算性能を持っています。
DINレールマウントが可能な設計により、POC-40の豊かな高速I/Oのすべては容易にアクセス可能です。これには、2つのギガビットイーサネット、4つのUSB(2.0/ 3.1 Gen 1)、4つのCOM、およびオプションの産業用通信と制御対応の絶縁デジタルI/Oが含まれます。内部の拡張については、産業用およびモバイルのゲートウェイ応用のための広範囲カバレッジとリアルタイムのデータ通信に対応する、5G/ 4G/ WiFi 6/ WiFi 5モジュール装着用のM.2 BキーソケットとM.2 Eキーソケットを備えています。
産業クラスのファンレスコンピューターとして、POC-40は12V~20V DCの広範囲動作電圧、-25℃~70℃の広範な動作温度、およびDINレールまたは壁取付けという2つの設置方法が備わっています。これら全ての機能がこのような小型サイズに凝縮された上、POC-40は、耐震動性規格である米国軍規格(MIL-STD-810 G、Method 514.6)に準拠しています。
「POC-40は極めてコンパクトなファンレスデザインの中に納められたx86ベースのコンピュータプラットフォームです。ARMベースのゲートウェイに比較して、同様なサイズ内にさらなる強力な演算能力を提供します。豊かなI/Oと最新のワイヤレス通信モジュールに対応する性能を備えたPOC-40は、基本的に安定しており、導入が容易で、エッジ/フォグコンピューティングまたは分散化されたデータ収集と処理を対象とした産業環境において展開できます。」と、Neousys TechnologyのプロダクトマネージャであるAriel・Chen氏は語ります。
- 超小型ファンレスコンピューター、POC-40についてさらに詳しく: https://www.neousys-tech.com/product/product-lines/industrial-computer/ultra-compact/poc-40-intel-atom-ultra-compact-fanless-computer